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You cant't easily sever ties of affection


 ――助けて。

 ぱち、と。
 音を立てそうな勢いで、闇色の瞳が開かれた。闇の中で、何度も瞬く。
「誰……?」
 透き通るような青の声。高く低く呼びかける、救いを求める声。
「……サラ……? どうしたの?」
 隣で寝ていたナンナが目を覚ます。サラはそれに気づいた様子もなく、ただじっと、一点を見つめていた。
 誰なのだろう、この声は。
 哀しさと苦しさでいっぱいの声。泣きたくてたまらない、怖くてたまらない、心の声。
 夜気の冷たさが苛むようで、サラは自分の腕を掴んだ。
「……誰、なの?」

「助けを求める声?」
 朝食のざわめきの中、リーフの声が訝る響きを奏でる。
「ええ。明け方に、そんな事を言っていたんです」
 口元に手を添えて、ナンナの瞳は思案の陰に沈む。
「サラは、確かに不思議な力を持っている……」
 リーフは言葉を濁す。しかし、サラはのべつまくない声を聞くのではない。彼女の助けを必要とする『誰か』を感じるのだ。
「誰かが、サラに助けて欲しいって思っているんだろうな」
「でも、そうだとして、誰なんでしょう」
 うーん、と腕を組む。トラキアとの危うい均衡状態が続く今、この軍の誰が、サラの助けを必要としているのだろうか。
「何か、手がかりになるような事は言っていなかったのかい?」
 ナンナは小首を傾げ、青玉の瞳を伏せた。
「そうですね……怖くてたまらないって言ってましたけど」
 それだけでは判らない。リーフは肺を空にしそうな程の、深い息をついた。
「サラがそう感じたのか、助けを求めている者の気持ちなのか、難しいところだな」
「そうなんです。今朝からサラ、ずっと沈んでしまっているし……」
 ナンナもため息をつく。二人にとって、いや、フィアナ村の関係者にとって、サラは何にも代え難い恩人だ。元気がないのなら、何とかしたいと思うのは自然な気持ちである。
「どうしましょう」
「うーん……ユリアにでも頼んでみようか。同じ光魔法を操る者同士、何か通じるものがあるかも知れない」
「それ、他力本願って言うんですよ、リーフ様」
 ナンナの容赦ない突っ込みが入ったところで、この話は中断となった。何かを探すそぶりだったデルムッドが、慌てた風にリーフに駆け寄る。
「探しましたよ、リーフ様」
「どうかしたのか?」
 はい、とデルムッドは真剣な面持ちで頷いた。
「セリス様がお呼びです。……トラキア軍から、投降者だそうで」
 後半は声を潜めて。
 リーフは、忙しく瞬きをした。

 彼は、ごく、と唾を飲み込んだ。もう何度目か判らない。
 このミーズ城は、つい先頃までトラキア王国の城であった。今は、解放軍の最前線基地として機能している。
 彼にとって、ミーズは知らない場所ではない。父がカパトギアに封じられるまで、ミーズで育ったのだ。兄と二人、高潔な武人と誉れ高い父の元で……。
「お待たせしました」
 その声に、彼は我に返った。慌てて目を向けて、息を飲む。現れたのは、優しげな風貌の少年――いや、青年。自分の推測が正しければ、この青年こそ、解放軍を率いる盟主、セリス皇子だ。
 急いで立ち上がろうとするのを、青年は片手を挙げ、笑顔を添えて制した。青年の後から、茶の瞳をした少年と、口髭の男性が続く。
「座ってください。どうか堅くならずに」
 はぁ、と応えはしたものの、敵軍の盟主を前に堅くならずなどいられる筈もない。膝の上で、ぎゅっと拳を握りしめた。
 彼の正面に青年が座り、その左側に少年が座った。青年のちょうど後ろ側に、口髭の男性が立つ。
「私が解放軍の盟主セリス、こちらはレンスター王国のリーフ王子と、我が軍の騎士オイフェです」
 彼は、何度か瞬いてリーフを見つめた。この人が……兄を助けてくれた……?
「どうか」
 リーフが訝しげに首を傾ける。彼は慌てて首を振った。
「いいえ」
 気持ちを落ち着けるために、胸に拳を当てる。そのまま顔を上げ、セリスに視線を向けた。
「ぼく……いえ、私はシャルローと申します。トラキアの、ハンニバル将軍の息子です」
 リーフの顔に、僅かな驚きが浮かんだ。セリスはそれに視線を滑らせたが、特に何も言わなかった。にこやかな笑みをシャルローへと向ける。
「ええ、伺っています。それで貴方は何故、御父君の軍より離脱され、こちらに?」
 シャルローは唾を飲み下した。喉が渇く。
「お願いが」
 セリスの表情は揺らがない。穏やかな笑みが浮かんでいるばかり。
「父を、兄を、助けてください」
 リーフが、瞳を大きく見開いてシャルローを見つめ、続いてセリスを見た。セリスは指を組み、卓の上に置いた。
「異な事を仰る。私達はこれから、トラキアを攻めようと言うのです。その私達に御父君を救えとは」
「それを承知でお願いします。父は、本当は戦いたくなどないのです。和平の道を王に進言し、それが元で兄を……」
 シャルローは目を閉ざした。拳が、いっそう強く握りしめられる。
「兄が、人質としてルテキアに拘束されてしまったのです。兄さえ取り戻せれば、父はあなた方と戦ったりしません。ぼくが説得します。きっと聞き届けてくれます。
 お願いです。父とは戦わないでください。父と兄を、助けてください!」
 悲痛な叫びを前にしても、セリスは微動だにしなかった。組んだ指を解き、後ろを見遣る。
「オイフェ」
「――一存では。軍議を参集しなくては決められません」
「そうだね」
 軽く応じて、セリスは改めてシャルローに向き直った。
「そういうわけです。このような重大事は、私達だけの一存では決めかねる。結果が出るまで、この城へ逗留願います。よろしいか?」
 シャルローには選択権など無い。ただ、頷くだけしかできないのだ。
「申し訳ありませんが、行動は制限させていただきます。ご理解はいただけますね」
 オイフェが静かに言う。それにも、彼はただ頷いただけだった。

「リーフは、どう思った?」
 廊下を歩みながら、セリスが口を開く。リーフは首を傾げつつ応えた。
「普通なら、トラキアの罠と考えるだろうな。油断させておいて背後から、とか」
「まぁ、それが普通だろうね。でも、君はそう思っていないんだろう?」
 見透かすように。
 リーフはセリスを睨め付けたが、すぐに観念したように肩を落とした。
「一度だけしか会っていないけれど、ハンニバル将軍は二心ない武人だった。けれど、私達レンスターの遺臣を助けたという前科――って言っていいか判らないけれど――がある。疑心に駆られたトラバントが人質を、って言うのは、考えられない話じゃない」
「なるほど」
 セリスは頷いたが、そのくらいは見越していそうだ、とリーフは思った。
「それに」
 うん? とセリスは足を止めた。リーフも足を止め、セリスと並ぶ。
「嘘をついているようには見えなかったんだ、あの子」
 セリスの表情は変わらなかったが、瞳に真摯な光が宿った。
「大事な家族を助けて欲しいって、そういう眼をしてた。その気持ちは……解る」
 ぽん、とリーフの肩が叩かれる。セリスの瞳には明るい笑みがあった。
「助けてあげられるといいね」
 決めるのは自分達なのではない。
 軍議の上で採択されねばならないのだ。一歩間違えば全軍を死地に立たせてしまう。そんな重要事だからこそ。
 だからこそ、決めるのが自分達だけではいけないのだ。
「……ああ」

「トラキアを守りし父なるダイン、生命と運命の大司祭ブラギよ」
 組み合わせた指が痛い。それでも、力を込めずに入られなかった。力を抜けば、どうしようもなく震えてくる。
「父さんと兄さんを、どうかお守りください」
 何度と無く繰り返して唱えてみる。心で願うだけでは不安だから、口にも出して。
「お守りください」
 父を尊敬しながら、父と同じ軍人ではなく聖職を選んだのには、ちゃんと理由があった。いつか、戦わずに済む世の中が来るまで、父は戦い続けるのだろう。その父が傷ついた時に、助けられる力が欲しかったから。
 兄と二人で、同じ道を選んだ。いつか、一緒に父を支えられるようになりたい。それが二人で見た夢だった。
 自分達に血の繋がりはない。それでも、一緒に過ごした歳月は、血よりも濃い何かをくれた。失うかも知れないと、そう思っただけで全身が冷たく凍る、大事な大事な『何か』。突き動かされるように城を飛び出し、解放軍へ身を投じた。今までの自分からは想像もつかない、大胆な行動。そうさせたのは、守りたい『何か』だ。
 だが、それが吉と出るか凶と出るかは、まだわからない。一歩間違えば、父や兄よりも先に、自分の身が危ういかも――。
 そこまで思って、シャルローはふるふると首を振った。道中、何度も考えたことだ。今更何を思っても同じ事。もう、事態は動いてしまっているのだ。
 改めて、指を組み直す。
「ダインよ、ブラギよ、どうか――」
 とん、とん、と。
 躊躇いがちのノックがあった。びくりとして、扉を振り返る。
「夕食、持ってきたの」
 静かな声だった。女の子の声。子供の声のようにも思えた。
「あ……すみません」
 扉を開くと、そこにいたのは果たして、自分と同じ年頃の少女だった。長い、ふわふわした銀の髪。黒に近い不思議な色合いの瞳が、じっと自分を見据えている。
「あの……?」
「あなただったのね」
 呆れたような、詰問するような、それでいて安堵したような。少女の口調は、何とも複雑な心境で彩られたものだった。シャルローは瞬き、首を傾げて少女を見た。
「何が?」
「あたしを呼んだでしょう」
 わけがわからない。疑問符を飛ばすシャルローに向かって、少女は一歩、踏み出した。
「助けてって、ずっと言っていたでしょう? 父さんと兄さんを助けてって。一人にしないでって」
 ――何だって?
 シャルローはつい、しげしげと少女を見つめてしまった。それが肯定を意味する行動であるとまで、頭が回らない。
 心の中で、ずっとずっと唱え続けた言葉。
 父さんを助けて。兄さんを助けて。ぼくを一人にしないで――。
「あたし、ずっと感じてたの。この空と同じ青い声。助けてって呼ぶ、あなたの声」
 大きな闇色の瞳に、呆けた表情の自分が映っていた。

 どうして入れてしまったのだろう。
 窓辺に佇む少女を見て、シャルローは密かにため息をついた。せっかく持ってきて貰った食事だが、喉を通らない。
「食べないの?」
 何というタイミングの良さだろう。飲み込みかけていたスープを、危うく吹き出しそうになる。
「……うまく喉を通らないんだ」
「食べないと、力にならないわよ」
 わかってるよ、とは思ったのだが、シャルローはそうと口には出さなかった。むっつり黙ったまま、何度も匙を動かす。味も何もわからない。ただ、流し込むだけだ。
「あたしはサラ」
 窓を、その向こうを見遣ったまま、少女は言った。
「あなた、シャルローでしょう? ハンニバル将軍の息子の」
「そう……だけど」
 軍の誰かに聞いたのだろう。自分に食事を持ってきたのだ。知っているのは当然だろう。
 だが、次の言葉までは、シャルローには予想も出来なかった。
「十四年前にダーナで将軍に引き取られて以来、ずっと将軍の元で育ったのね。本当のパパとママの事は知らない。たった一つの手がかりが、そのピアス」
 反射的に、シャルローは右の耳に手を遣った。何やら細かな意趣が施された瑠璃のピアスは、拾われた時から身につけていたものらしい。既に表面は磨り減り、今となっては何の文様が刻まれていたのか、判別が難しくなっている。
 そもそも、これが何であるのか、知っている人は限られている。当事者である父と、それから、それと時を前後にして拾われた兄――その二人だけだ。
「きみ……?」
 茫然とする目の前で、少女――サラが振り返る。暗色に変わりつつある窓外を背景に、その姿は妙に映えて見えた。
「あたしにはわかるの」
 どうしてわかるんだ、と尋ねたく思ったのだが、あんまりにも堂々と言われてしまい、尋ねづらくなってしまった。口を噤むシャルローをどう思ったのか、サラは、つい、と彼の前まで足を運ぶ。
「あなた、一人じゃない」
「えっ?」
「一人にしないでって言ってたけど、一人じゃないわ」
 床に膝をつき、斜め下からシャルローを見上げる。思わず、シャルローは身を引いた。
「将軍もお兄さんも、あなたのことすごく心配してる。あなたが二人を想うのと同じくらい、あなたのこと想ってる。……ねぇ、こんなに想われてて、どうして一人だなんて言うの? おかしいわよ」
「だって」
 シャルローは首を振った。ゆるゆると手を上げ、顔を覆う。
「だって、父さんは解放軍と戦うんだ。戦わないと、兄さんが……二人とも死んじゃうかも知れないんだ!」
 一度口に出してしまうと、もう止まらない。堰を切ったように、言葉が溢れた。手が、声が、身体が、全部が震える。
「怖いんだ、怖いんだよ! 二人が死んだら、ぼくは一人になる。ひとりぼっちになっちゃうんだ!」
 歯が、がちがちと音を立てそうだった。ぐっと噛みしめても、沸き上がる震え。
 怖い、怖い、怖い。
 あの二人が死んでしまうかも知れない。明日には、もう何処を探してもいないかも知れない。たった二人だけの、ぼくの家族が!
 お願い、一人にしないで。
 あの二人を殺さないで!
「大丈夫よ」
 不意に、体中を荒れ狂った嵐が止んだ。シャルローは瞬き、そっと顔を上げた。サラが、じっと自分を見つめている。下ろされた手に、冷たい、柔らかい手が重なった。
「リーフさまが、きっと助けてくれるわ。セリスさまも解ってくれる。大丈夫よ、二人は死んだりしないから。だから、あなたは一人じゃないの」
 ……ぼくは。
 誰かにそう言ってもらいたかったのかも知れない。大丈夫だよって。そう言って、見つめて欲しかったのかも知れない。だって今、こんなに気持ちが凪いだ。やっと、息がつけたような気がしているんだから……。
 泣けてきそうな気がして、シャルローは必死に堪えた。初対面の女の子の前で泣くなんて、ハンニバル将軍の息子らしくない。
「あたしからも、リーフさまにお願いしてみる。安心して待っていて」
 頷くと、サラはほっとしたのか、初めて笑みを浮かべた。そうすると、あの何とも言い難い不思議さが消えて、年相応の、優しい表情に変わる。つられて、シャルローも笑顔になった。それを見たサラが、ますます笑顔になる。だんだんと、二人は声に出して笑うようになっていた。後から思い返しても、何がそんなにおかしかったのか、よくわからなかった。

 一頻り笑ってから、サラ、と呼んでみる。改めて呼ぶのには、何故か勇気が要った。
「なに?」
「どうして、そんなに親切にしてくれるの? ぼくは、トラキアの間者かも知れないって、思われているんでしょう?」
 ふと、サラは寂しそうな陰を過ぎらせた。尋ねてはいけなかったのだろうか、という後悔が過ぎる。
「あたしが、独りだから」
 ぽつんと言ってから、サラは先刻とは違う、形ばかりの笑みを見せた。
「あたしね、パパもママも、もういないの。おじいさまがいるけど、あたしの事、嫌いなんだって。だからあたしは独りなの。家族なんていないの」
 それは。
 同じ境遇の誰かを探したから、なのだろうか。それとも、自分と同じ寂しさを、その『誰か』に味あわせたくなかったからなのだろうか。
 急に、シャルローは恥ずかしいような気持ちになった。サラから見れば、自分など甘えているだけのようにしか見えなかっただろう。家族の愛をいっぱいに受けながら、目の前の恐怖に怯え、ただただ救いを求めるだけだった自分……。
「じゃあ、サラも孤児だね」
 大きな瞳を瞬かせてから、サラはほろ苦く笑った。
「そうかもね」
「じゃあさ、ぼくと一緒に父さんの子になろうよ」
 言ってみてから、シャルローは何て名案だろう、と思った。父は優しい人だから、サラの境遇を聞けば、きっと承知してくれるだろう。兄だってそうだ。妹が出来ると、喜んでくれるかも知れない。
「え、でも……」
「大丈夫だよ。もしダメだって言われても、ぼくがサラの家族になるよ。そうしたら」
 ぎゅっと、冷たい手を握りしめる。
「そうしたら、サラはもう、一人じゃないよ」
 サラは、しげしげとシャルローを見つめた。笑ったらいいのかどうしたらいいのか判らないらしく、表情が複雑になる。
「あたし……本当に? 家族になるの?」
「うん。ぼくの家族になってよ」
 答えるように、手が握り返される。笑いの泡が、二人の間に再び弾けた。
「シャルローは、いくつ?」
「ぼく? 十四」
「じゃあ、あたしと同い年ね。兄さんになってくれるの? それとも弟?」
「ぼくが兄さんだよ。だって、先に父さんの子になってるんだもの」
「何よそれ、ずるいわ」
 笑い声は、扉の外にまで洩れた。

 ナンナは、扉の前で方向変換させた。
 サラの戻りが遅い、とリーフがしきりに心配を始めたので、様子を見に来たのだ。
 どうやらサラは、自分の助けを求める声を見つけたらしい。笑っていられるのならば、良いのではないかと思う。
「ナンナ」
 廊下の向こうに、リーフが佇んでいる。様子を見に行くのはナンナに、と言いつつも、かなり心配だった様子だ。
 リーフにとって、サラは守るべき存在と認識されているようである。妹とは違う、恋人とも違う、自分の庇護を必要とする弱き存在。だが、サラもそう守られてばかりいるほど弱くはない、とナンナはよく知っている。自分が知っている事をリーフが気がつかないと言うのも奇妙な話のように思うのだが、ヒトはえてして自分のことは見えないものだ。そう思うと、心配そうなリーフの顔にも、思わず笑みが洩れてくる。そんなナンナの様子にさえ、リーフは気づけないらしい。
「サラはどうだった?」
「別に、どうもありませんよ。普通にお喋りをしていました」
 お喋り? とリーフは目を丸くする。
「お喋りって、どんな」
「それを訊くのは無粋ですよ、リーフ様」
 あっさりと切り落とされ、リーフは不満げな表情を閃かせた。
「……私も様子を」
「ダメです、邪魔をしたりしては」
 ナンナはリーフの腕を取り、さっさと歩き出した。引きずられる格好で、リーフが連れて行かれる。
「邪魔って……どういう意味だよ、ナンナ」
「せっかく仲良くなれそうな所にリーフ様が行ったりしたら、ダメじゃないですか」
 リーフは釈然としない面持ちながら、何とか理解しようと考え込み始める。ナンナは忍び笑いを洩らしながら、いっそう足を早めた。

 この後、シャルローとサラは、トラキア統合の中核として肩を並べることになる。


update:2000.04.10/written by Onino Misumi

Background:Angelic

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